高精細シルクスクリーン
印刷用の版には、凸版・平版・凹版・孔版の4種類の形式があります。スクリーン印刷では、孔版を使用します。スクリーン版には、ポリエステルなどの繊維で織った紗(スクリーン)を使用します。このスクリーンの枠を張って固定し、その上に版膜(レジスト)を作って、必要な画線以外の目を塞げばスクリーン版ができます。
そして、スクリーン版の枠内に印刷インキをのせて、スキージでインクを摺動しますと、インキはレジストのない部分のスクリーンを通過して、被印刷物に転写します。この加工法がスクリーン印刷です。
当社の高精細シルクスクリーンの特徴は、最高4版の重ね塗りを±0.1mm以内の繰り返し精度をCCDカメラ自動位置決め補正により実現し、多様な色彩を多色印刷により高精細シルクスクリーンパターンを実現しております。
実績サンプル
高精細シルクスクリーンの製品例としましては、自動車部品のドアウェスト、ドアグリップ、エンジンカバーなどに用いられています。通常、板材に印刷後にプレス成型をおこなうと印刷品質が低下しますが、当社では印刷技術だけでなく、高度な金型技術やプレス技術により、印刷品質の低下のない製品の大量生産を可能にしております。
3色シルクスクリーン例
重ね印刷によりキメ細やかで多彩なパターンが再現可能
ドアグリップ部の重ね印刷例
主要設備
CCDカメラ付全自動印刷機
印刷機